top of page
検索

テレワークを6か月やってみて思うこと(福島県編)

  • 執筆者の写真: mommemma
    mommemma
  • 2020年4月16日
  • 読了時間: 7分

みなさん、こんにちは。

4月7日に緊急事態宣言が出されてから、一週間と少しが経ちましたね。

その前からの「お家ステイ推奨」期間を含めれば、ゆうに2週間以上が経過しています。

人との接触を7~8割減という専門家の厳しい見解を受けて、テレワークという働き方が急激に注目され、

何の準備もなく対応せざるを得ない状況にある企業や個人事業主が、たくさんいることと思います。

わたしは去年の6月から福島県にUターンをしてきています。

夫婦でゲストハウスをやりたいね、という話で移住後少しずつ準備を進めてきましたが、

それと並行して、わたし自身はフリーランスのライターとしても活動してきました。

昨年7月頃から「ライター」と名乗って活動をはじめたばかりのヒヨっ子ですが、

福島というどう見ても「テレワークフレンドリー」とは言い難い環境下で活動してきた身として、

いま率直に感じていることを書き留めておこうと思い、PCに向かっています。

 

テレワークの辛み 「場所がない」

「フリーランス・ライター」として活動するようになり、任される仕事内容も増え始めた昨年10月頃。

まず初めに私がぶち当たった課題は「作業場少ない問題」でした。

基本的にテレワークで仕事をしている私にとって「どこで作業するか」、というのは仕事のクオリティに直結する重要課題です。

都会と違ってカフェも少ないし、あっても個人経営の "喫茶店" で、電源はもちろんWifiなんてないのが当たり前。地方のデフォルトです。

なので「テレワーク」と聞くと真っ先に思い浮かぶ「カフェ」という選択肢は、田舎にはほぼありません。

じゃあどうするか? 幸いなことに、我が須賀川市には市民交流センターtetteという真新しいシュッとした公共施設があります。 GOOD DESIGN賞も受賞したというこの施設、ざっくり言うと図書館と公民館を合体させた複合施設で、市民に開かれた場なんですよね。

公共施設なのでもちろん無料で出入りできますし、何と言っても「電源付き」の読書テーブルが用意されています。

市のWifiがとんでもなく弱く、なぜか手持ちのWi-maxの電波も入りづらいという難点(盲点)はありますが、

なんとか安定したWifiポジションを見つけ、恰好の作業場としていました。

でも、ここでも問題が浮上してきます。

「ひとつの場所では飽きる」問題です・・・。

そんなん己の気持ち次第じゃーーー!と一喝されてしまえば終わりなのですが、

私にとって「書けるか/書けないか」という問題は、イコール作業環境によるのです。これは大問題。

ということで「今日はtetteじゃないんだよな~」という時のための代替案を探すことに。

半年かけて色々まわって、街中でも作業に良心的かつ電源を貸して下さる喫茶店を見つけ、

あとは安全パイのスタバへ車を走らせ向かったり(20分くらい)、

契約先のオフィスへ行って作業させてもらったり(車で1時間くらい)、

あきらめて自宅で作業したり・・・。

なんだかんだ「自分の作業スポットを4~5つ持っておく」というスタイルで安定しました。

 

テレワークをしてみて感じた 「働き方」の本質

テレワークを約半年やってみて感じたのは、働く「場所」って大事だということ。

これはみなさんが持っている一般的な感覚かもしれませんが、加えて重要だと感じているのが

働く場所を「選べる」ということです。

私もこれまで大小合わせて計15社以上で働いてきたので、自分なりの「心地よく働ける環境」の基準値は持っていました。

(トイレが綺麗とか、自宅から近いとか、山の手の下の方がいいとか、井の頭線使いたいとか etc.)

でもテレワークのそれって、今までの「働く環境」とはまた別のレイヤーの話なんですよね。

これまでの「働く環境/職場環境」は、どこか「ひとつの場所」で働くことを前提に語られることが多かったのに対し、

テレワークでは、その場所を "選ぶ" ところからはじまる。

「自由にどこでも働ける」という開放的な条件を与えられている一方で、

「どうやって選べばいいの?」というプライマルな疑問や不安も湧き出てくる。

その問いに対する答えは実はひとりひとり違っているし、簡単に見つけられるものではないんですよね。

だから私も自分のスタイルを見つけるのに数か月かかったわけで。

コロナウィルスが蔓延する今、急激な変化に対応しなければならないコト・ヒトが増え、本当に大変な時期だと思います。

私も仕事減りました。暇です(がんばれ)。

一方で、働き方に関してはいろいろと試行錯誤できる機会だとも感じています。

「オフィスっている?」とか「ひとつの場所じゃなきゃいけないの?」とか。

少なくとも私は働く「場所」って、複数あっていいんじゃないかなと思っています。

大事なのは「選べる」ということ。最終的に何を選ぶかは人それぞれにしても、まずは働く「場所の多様性」はなきゃ辛いよねと。

「ひとつの場所で踏ん張れ」は、その「場所」が使えなくなった時のダメージが大きい。「リスクは分配しておいた方がいい」というのは、良識ある社会人であれば容易に納得のいく話ではないでしょうか。

セキュリティ対策、勤務管理の問題、モチベーションの維持、そもそも働く拠点の見つけ方など、課題はたくさんあると思いますが、

まずは「自分にとって働きやすいって何だろう」を多くの人が "当事者" となって考えることが、変化を起こす一歩なのではと思ってます。

答えは一人一人違って当たり前、だから「実践してみないと分からない」。

 

いま、コロナの渦中でできること

とは言え理想を掲げつつも、現状として「外に出づらい」という大きな問題がありますよね。

今朝のNHKラジオでも、ある企業では社員の平均歩数が1日当たり3割減った、というニュースもありました。

というわけで、限られた環境やスペースで作業をするために

①私が実践していること

②WEBで見つけたこれいいじゃん?!アイテム

をご紹介していこうと思います。

◉私が実践していること

1)家の中で場所を変える。

>なんだそんなことかよ、と思われるかもしれませんが、そうです、そんなことです(←)。部屋数に余裕のある方なら気分で部屋を変えてみる、作業用BGMを変えてみる、そんな感じで少しでも「環境のバリエーション」を増やしてみる、という対策です。普通です。ちなみに作業部屋そんなにないよという人は、「デスクを変える/椅子の向きを変える」という方法もあります。せめてもの気分チェンジに。

2)一日のTO DOやスケジュールを明確に、そして管理。

>これもビジネスパーソンなら基礎中の基礎かもしれませんが、自宅にいるとつい緩みがち。PC管理もいいですが、わたしは敢えて「手書き」にして、終わったものを片っ端からシュッと棒線で消していきます。快感です。その日のタスクが終わったら、翌日のTO DOとスケジュールを書いておきます。

3)好きな飲み物で気分を上げる。

>ま、これも「そんなこと」です。ですが、割と大事です。自宅では好きなものを好きなタイミングで好きなだけ飲めるので、ドリンクに関してはストレスフリーと言えるでしょう。女性は「水分命」という人も多いと思うので、自宅であれば重い水筒を持ち歩かずとも、好きなだけ給水できます。そういった意味では健康的かな。

4)たまに踊る。

>これも自宅ならではの気分転換です。オフィスじゃ絶対できませんね。作業に目処がついたら、立ち上がっておもむろに小躍りします。意味不明な歌とリズムでイェイェイイエィ。誰にも見られません(ひとり暮らしなら)。なんなら悪口も言い放題です(モラルの問題だけ)。

5)SNSはなるべく見ない。

>これは盲点ですね。自宅にいると好きなことができてしまう分、無駄にスマホを触ってしまうリスクが高まります。無駄に触って無駄にSNS開いて無駄に流し見なんてしると、ついつい無駄な時間が無駄に流れていってしまうので注意です。

6)食事をヘルシー志向に。

>在宅勤務が増えると、必然的に運動量も減ってしまいます。運動やエクササイズ、したらいいんだよ~わかってるよ~そんなこと~でもできないんだとよ~という全国の私とおなじ思いをお持ちの皆様に、せめてもの救い「食生活をヘルシーに」をご提案いたします。福島は農家さんが多いので、近くの直売所では旬のお野菜がお安く大量に購入できますし(thank god!)、味噌・醤油・お酒などの調味料系も地の物でまかなえます。都会で大量のお野菜を調達するのが難しい場合でも、なるべく消化のよい、体に負荷のかからない食材を選んでみるでも充分かと思います。あと、間食も糖分控えめのダークチョコなど。

◉これいいじゃん?!アイテム

あと、運動不足解消アイディアでこんなのを発見しました。いかがでしょう??

《置くだけタイプ》デスクでの5時間が30分のウォーキングに。座りながら運動不足を解消 | TOMBO

椅子に座りながらウォーキングと同じ効果があるという優れもの。お値段税込み28,000円とちょっとお高めですが、ジムの代わりと思えば案外ありかも。体を動かすと頭もさえてアイディアもより良くでてくる、と言いますし(私も歩きながら考えます。え?変人?)。そういった意味でも理にかなってるのかな~と。こういったアイテムが今後増えていきそうな予感です。

 

結論

1)働く場所にも「選べる」という "多様性" が必要

2)心地よいテレワーク環境の構築は「そんなこと~」の積み重ね。

(おわり)


 
 
 

Comments


RECENT POSTS:
SEARCH BY TAGS:

© 2023 by NOMAD ON THE ROAD. Proudly created with Wix.com

  • b-facebook
  • Twitter Round
  • Instagram Black Round
bottom of page