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Indoor travel

  • 執筆者の写真: mommemma
    mommemma
  • 2016年12月26日
  • 読了時間: 4分

10日間滞在したオーフスを離れ、高速バスに乗ってコペンハーゲンへとやって来ました。

ここで2日間を過ごした後、パリへ飛ぶ予定です。

久ぶりの移動。

久しぶりの人ごみ。

クリスマスということもあってお店はほとんど閉まっていますが、

今回滞在するホステルはストロイエ(歩行者天国)近くに位置していることもあって、若者で賑わっています。

海外滞在と言っても、、、自然しかないやんけ!地元と同じやんけ!というスカルスの環境で、かつ学生寮(女子のみ)という

いわば「秘密の花園」に4か月過ごしたお陰で、私の都会への免疫はすっかり削げ落ちてしまったようです。

ホステルはバーも併設されてて、結構みんなラウンジで自由に語らってるんだけど、「THE・ホステル」って感じ。

個人的には来る時に泊まった「Copenhagen Backpacker's Hostel」の方が小ぢんまりしてて静かで良かったな。

じっくり自分の時間を過ごせるタイプのホステル。

ということで、今回はガンガンと音楽がかかりまくってるここ「Copenhagen Downtown Hostel」のラウンジから

お届けしようと思います!耳痛い!

【旅のかたち】

人それぞれ個性があるように、旅の仕方にも個性があります。

スカルスに来ていた日本人のみんなも卒業後、各々の旅を送っているようです。

私はと言えば、卒業の直後から今の今まで同じところに留まり続けるタイプ。

しかも卒業式終わりにクラスメイトの車で次の目的地へ送ってもらうという、Door to Doorの完全ケア←

今夜から2日間コペンハーゲンの滞在になるのですが、オーフスでも見知らぬおっちゃんに拾われてバス停まで(あれは危なかった)、

高速バスに乗ってコペンに着いてからはタクシーでホステルへ、、と、自力で一歩も歩かないというスタイルを貫き通しました。

当初の思惑とは打って変わってかなりインドア派な旅。旅、というかほぼステイ。

そう言えばこれまでの海外滞在も、自分はかなりインドアだったな。

お散歩は好きだけど、目的も決めないし(目的を決めて行けなかった時の徒労感を恐れて)、

お気に入りの場所を見つけたら呆れられるほど足繁く通うし(道に迷うリスクが少ないから)、

なんとも消極的な過ごし方だなあ、と我ながら感心する。

ということで、インドア派の旅の醍醐味と見言える「リサーチ」(という名のネットサーフィン)の成果をここで発揮しようと思います!

【デンマークって?】

「デンマークって、結局のところどんな国なの?」という超基礎的な知識を徐ろに調べ出して、出合ったのがこの動画シリーズ

デンマークへの移住を考えている外国向けに作られた学習動画で、国についてや教育制度や職業訓練、歴史や福祉に至るまで簡単にまとめられています。

英語なのでデンマーク語ができなくても大丈夫だし、逆に英語の勉強にもなるので、興味のある方はチラ見してみるのもいいかも。

【愛、など】

フランスに行くということで、今更ながらフランスの芸術も知っておきたいなあ。

なんて思って動画を漁り観てるうちに気づいたこと。

日曜美術館のデューラーの回にゲストだった姜尚中さん(ああダンディズム♡)。

ご自身のバックグラウンドとデューラー作品の変遷を重ねて、こう言います。

「私は幸運にも愛に恵まれた幼少期を送ってきました。子供の頃に愛された経験というのは、実は大変に重要なことなんですね。

それを基盤として、その後の生きる自信みたいなものが肯定される」

まあ言葉は同じではありませんが、ニュアンスとしてはこんな感じでした。

1500年代という節目にあり、人々が「この世の終わりだ」と叫ぶことによって蔓延した「世紀末感」。

そんな中でデューラーの作品はしっかりと自分の目で世の中を捉えることの大切さを語っているようにも見える。

「私も基本的には世界や人間って、いい方向に向いていると思う方なんです。

それは元をたどると、自分が愛を受けて育ったという絶対的な基盤があるからだと思うんです」

愛、かあ。

そんなことが基礎になって世の中や人間が良くなっていくなら、何て素晴らしいことなんだ。

政治学者で難しいことをたくさん知ってる姜さんが言ってくれるなら尚更説得力がある。

併せて観たフランス人画家「モーリス・ドニ」の回。

『カナの婚礼』に代表されるように、質素な食卓や石像みたいにきちんと描れた人々、、。

といった言わば「理想化された世界」を残していくのが主流だった時代に、ドニは身近な家族を題材に愛に溢れた生活を描きます。

ゲストにはドニから強く影響を受けているという漫画家の荒木飛呂彦さん。彼の色彩や世界観について熱く語っていました。

ここにも、愛。

何を書いていたのか分からなくなりましたが、

今までかけられていなかった「調べる」と「考える・繋げる」の作業に集中できたので良い時間だったということで。

(日本でもできるわ)

結論:引きこもる旅をすると「愛」について気づきを得る。

ちゃんちゃん。

(音うるさい耳いたい)

爪だって綺麗に塗れちゃう。インドア派。

 
 
 

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